サクラ島大学;
世界の音楽と文化を学ぶ、夏の課外授業。
「学びを口実に、心地良いつながりをつくる」という想いのもと、“まちをキャンパスに、先生や生徒もまちの人”という特徴をもった「サクラ島大学」が企画する夏の課外授業です。
昨年にひき続き、むかし学び舎であった森の学校で、楽しい学びの時間をつくります。
【夏の課外授業1限目】“フランスの伯父さんが教えてくれること~楽しさはわき道にあり”
伯父さんが教えてくれることってなんでしょう。
教育に責任のある父親ではなく、
うんと年の離れたおじいちゃんでも、年の近すぎる兄弟でもない。
適度な距離感があるからこそ素直に伝えられることがあります。
伯父さんはそんな距離感の中から、音楽とか映画とかアートとか、お酒のたしなみだったり、
もしかしたら異性との接し方なんていうことなんかも教えてくれるかもしれません。
それは生きていく為に直接役立つ情報じゃなかったりするかもしれない。
けれども人生をちょっと豊かに生きていくには絶対知っておいたほうがいいこと。
ふつうの”大学”が、いわゆる父親の立ち位置にいるとしたら、
サクラ島大学はそんな伯父さん的なスタンスの学び場なんじゃないだろうか?
この授業はそんな会話の中から生まれました。
夏の課外授業の1時間目は、
映画、音楽、デザインから知育玩具や絵本までカバーするライター、編集者、翻訳者であり、
鹿児島にもゆかりのある小柳帝さんを先生にお迎えします。
かつてフランスで活躍したある「伯父さん」のエピソードを小柳先生の案内で辿るうちに
新しい学びの形が見えてくる。
そんな授業です。
(授業コーディネーター:岡本仁、坂口修一郎)
→ 授業の詳しい情報やお申し込みは、サクラ島大学のHPより
【夏の課外授業2限目】ポリリズムって何?~アフリカ音楽の秘密にせまる~
ポリリズム?親指ピアノ?
音楽にそれほど詳しい人でなければはてなが3つくらいつく言葉かもしれません。
どちらも遠いアフリカから出てきたリズムと楽器のことです。
でもポリリズムは現代僕らが耳にするほとんどすべての音楽の
土台になっているようなリズムの考え方のことだし、
親指ピアノは、今ではどこの学校にも必ず1台は置いてあるあのピアノの原型とも言われています。
それくらい実は身近なものなのです。
この楽器を自在にあやつり、アフリカ発祥の複雑なポリリズムを生み出す
プロの親指ピアニストが日本にいます。
その人、サカキマンゴーさんは実は鹿児島出身。
森の学校の近く頴娃町で育ちました。
鹿児島を飛び出してからはアフリカを何度も訪れ現地で修行を積んだのち現在は大阪をベースに活動しています。
今ではアフリカのリズムになんと鹿児島弁を乗せて歌うという、
普通にやったらまず失敗しそうな難しいチャレンジをやってのける音楽の冒険家。
そんな彼が夏の課外授業の2時間目の先生です。
アフリカで見てきた現地の人の暮らしの様子などを紹介しながら、
僕らの音楽体験にも深く影響を与えているポリリズムの真髄を教えてくれます。
(授業コーディネーター:坂口修一郎)
→ 授業の詳しい情報やお申し込みは、サクラ島大学のHPより
→ GNJ2010での授業の様子 はコチラから。