鹿児島県日置市東市来町美山地区。

この美山地区は約420年前に朝鮮半島から伝来した”薩摩焼”の里として栄え、

県内では最大規模の焼き物の産地です。

年々、焼き物以外にもガラス・木工・ギターなどの工芸品を作る工房や、喫茶・飲食店が増えており、

薩摩焼の里からcraftman village（手仕事の村）へと町が大きく変わりつつあります。

その一方で、窯元の後継者不足・少子高齢化・空き家問題など、地域・産業としての課題も山積しています。

今回のカレッジでは日置市在住で“合同会社むすひ“CVOの野崎恭平をモデレーターに迎え、

美山の主要産業である”薩摩焼“についてのお話と、薩摩焼で栄えた”美山”という町が、

今、時代と共にどのように変わり始めているのかについてお話しします。

野崎 恭平 （モデレーター）／合同会社むすひ パートナー CVO（Chief Visionary Officer） 　 

1986年生まれ。日置市伊集院町出身。同志社大学卒。鹿児島に約10年ぶりにUターンし、

地元企業での人材育成や組織開発に携わる傍ら、「鹿児島未来170人会議」をはじめとした、

セクターを超えた協働・共創からソーシャルイノベーションを起こす取り組みをプロデュース。

2017年4月、「合同会社むすひ」を設立。鹿児島にセクター横断型のイノベーションプラットフォームをつくり、

自然や地球とのつながりを含めた、持続可能な次の時代の地域モデルを世界に発信することを目指している。

吉村佑太／美山観光協力隊

1983年生まれ。いちき串木野市出身。

東京で11年間医療システムのSEとして勤務後、日置市地域おこし協力隊として美山へ。

地域の困りごとを地域の仕事（ビジネス）として解決して行く活動を行いながら、

それを包括し、域内循環型経済を作るべく地域総合商社を準備中。

瀬川利紀／沈壽官窯

1984年生まれ。日置市東市来町出身。福岡の大学を卒業後、沈壽官窯に入社。

兼業農家として、昨年のジャンボリーにも登壇。